本日、エイプリルフールですが、それといったエントリはありません。ご了承下さい(^^;)
ダニエル・カーネマン教授の「死亡前死因診断」を利用した、
『事業計画首狩りワークショップ ”あなたの事業、1年で潰します!”』
とか面白そうでしたが、これはエイプリルフールネタではなく実際にやってみたいので書きません。
非常にシンプルで即効性の高い、経営課題発見ツールなので、
興味のある方是非ご一報ください。
今日は、小売コンサルタントの大御所・水元先生のブログ記事から、健効マーケットについて。
商人伝道師一日一言 2015.3.9のエントリ 「新たなマーケットの兆し・・・」
http://akindonet.exblog.jp/23761453/
なぜこれを取り上げたかというと。
本日施行の「食品表示法」。
これにより、「機能性表示食品」という新しい表示カテゴリが始まります。
申請には60日を要するため・・・実際に市場に出回るのは早くて6月1日。
詳しくはこちら・・・Foocom.net 4月1日食品表示法施行 ここが変わる(3)機能性表示食品
http://www.foocom.net/secretariat/foodlabeling/12446/
画像参照元:Foocom.net (2015.4.1時点)
この、「Aが含まれ、Bの機能が含まれることが報告されています」 が大きい。
機能性及び安全性について国の評価を受けたわけではない旨を記載する必要がありますが、
当然ですが・・・「購入前段階でお客様に伝わってなければ無意味」です。
裏ラベルにびっちり書いてあっても何の効果もないけです。
ということは、POPの書き方も変わってきますね(^^)
さて、この4月1日のタイミングで、見た目に健康的な商品を出してきたのがほっともっと。
ほっともっと タニタ監修弁当(日替わり3種類)
http://www.hottomotto.com/tanita/
さすが弁当最大手、動きが速い。
「管理栄養士」「栄養士」「健康」といった要素がトレンドになるんでしょう。
でも、今日の話のキモは、そこではありません。
こちらをご覧ください。
宮城県ホームページ 『脱メタボ 始めました!』
http://www.pref.miyagi.jp/soshiki/kensui/datu-metabo-miyagi.html
実は私も先日、健康保険の任意継続の手続きをしに、協会けんぽ宮城支部に行ったときに、
はじめて知りました。
「宮城県民、5年連続 メタボ率全国2位」
そんなことはどこ吹く風で、去年も今年も「太麺極濃つけ麺」がブームの仙台市内(^^;)
健康という、「正味現在価値」が測定しずらいものにはほとんど興味がない土地柄。
「正味現在価値」といえば、宮城県は貯蓄率も全国で一番低いそうですね(^^;)
将来の価値に対する「割引率」がものすごく高いんでしょうね・・・無意識に。
話がそれましたが・・・
売場の商人の皆様。産直市場で生鮮を売っている農家の皆様。
お気づきでしょうか。
ヘルシーをテーマにした売場に、この2次データは目に見えるところにありますか!?
そして、メーカーさんも・・・自社の取り組み、売り場の売上につなげていますか!?
伊藤ハムデイリー株式会社 東北工場の取り組み
http://www.pref.miyagi.jp/uploaded/attachment/301379.pdf
(伊藤ハムデイリー山形営業所の丹野さん!流れが来てますよ!)
「○○で体にいい!」「○○で健康な体作り!」といっても、
将来のことなので長期的な学習を積み重ねないと、
お客様の判断基準の上にのせてもらえない可能性があります(県民性にもよりますが)。
無意識に訴えかけるための「負の弱化」を、2次データを使って訴求しましょう。
(すでに健康に関心のある客層を取り込めている店は逆効果です。
そういう店はイメージやトレンド情報での「正の強化」を行いましょう)
また、ISMでやる場合、POP+写真による体験談も非常に有効です。
自腹切ってやってもらったほうが信憑性はありますが、
店全体で取り組む場合、対象の商品について、検食費扱いで費用を出してもいいと思います。
今流行りの「結果にコミットする」あれです。
(ヤマザワ荒井店 店長の伊藤さん!春キャベツの売場に例の体験談を是非!)
この調査は市町村別にも行っており、且つ結果が悪い自治体に限らずなんらかの取組がなされています。
地元だからできる技、地元自治体の活用。
全国チェーンさんがこういう切り口で「ローカル訴求」をする前に、
是非取り組んでみてはいかがでしょう。
長文お付き合い頂きありがとうございました!
里舘でした。
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