latest Post

"食"の商談会への想い

http://esterplanner.xsrv.jp/info/iimono2017/

こんばんは!里舘です。
今ちょっと柄でもなく本の執筆をしております。誰から依頼があったわけでもないのですが、
講義資料を作成していく中で「あ、これテキスト形式のほうがよいのでは?」と思いたち、電子書籍形式でしたためております。
タグ打ちができる人にはかなりスンナリできるんですね、電子出版。ニッチな実用書になる予定なのでお楽しみに。

さて今日は、商談会のご案内と、それにかける思いのたけを。

まずはこの話題。
先日、宮城県中小企業診断協会にて、H29年度第2回研修交流会が開催されました。
http://shindan-miyagi.jp/info/seminarh292rep/

このブログの読者様はおそらくご存じかとは思いますが、今年~来年は日本の農政の大転換期。減反政策が終了します。

宮城県においては当面県が収量の目安を出すそうですが・・・その目安はいづれ需給を見据えたものになるでしょう。もっとも、価格形成センターがあるうちは米の価格にドラスティックな価格変動は起きない(ように政策で誘導する)と思います。
しかし米の生産農家にとっては放っておけば(補助金の分だけ)収入が減ります。製造経費率が高い零細農家から「米はや~めた」ということになるでしょう。価格転嫁できなければね。

米の需給がどのへんで均衡するかは専門外なのでわかりません。
ただ・・・効率的生産による単位当たりコストダウンによって、売場の棚をひっくり返しにくるプレイヤーは必ずいるでしょう。
検査米なのか自主検査米なのか、JAを通すのか通さないのか。今までは品質検査等でJAを通さないと未検査米でない限りはコスト高になっておりましたが、それを逆転できる収量の生産者が現れると、さてどうでしょう。

で、現状驚くぐらいの交付金が出ている転作経営。おそらくこちらの政策は今後も続くでしょう。

ちなみに・・・需給の一致と生産性向上がどのへんで折り合うかが気になったので鈴木先生に飲み会の席で聞いてみました。
「外国の生産性で、日本の需給を仮に貨幣ベース自給率100%で折り合うラインまで農作物を作るとしたとき、農家は何戸いりますかねぇ?」
すると驚きの答えが・・・ここに書くと大荒れになりますので個別にメッセージ下さい。ただし『飲み会の席』の話なので信ぴょう性については悪しからず。

さて。じゃあこれがどう商談会と関係するのか。

収穫される農作物が変わります。農家も変わります。きわめて効率的に。

さぁ、地元の加工業者の皆様はついていけていますか・・・?
地元の小売業の皆様は共に盛り上げるように動かれていますか・・・?

一例を。
石巻にパプリカ農家の「デリーフデ北上」のパプリカ。
まだ上手に売っているスーパーを見ておりませんが、あれ、生食用なんです。いや、焼いてもおいしいけど。
サラダやグリル料理に使うとき、付け合わせではないのです。主役なんです、主役。

まるかじり体験会とかしましたか・・・?? んまいよ!食べた瞬間売り方が変わるね!
用途も味もまるで別だから、韓国産と併売してもいい。ただし「ただ国産だから安心ですよ」という付加価値では訴求不足。
このパプリカの差別化ポジションは「商品」そのもの。ローカル経験価値はその次。だから直球ストレート1本勝負、『ステーキの日はパプリカを2色』。
そうすれば上代も気にならないでしょう?ステーキと食べるのなら。

さぁ加工業者は何ができるでしょう?
このパプリカで、ワインの安売りに対して何ができる?食シーンの変化に何ができる??
ワインに合うように「浅漬けピクルス」とかどうでしょう!本漬けはだめよ、数が出ない。
パッケージは洋風仕立てだが簡素に、なんてったってワイン1本400円時代だもの。
セロリとパプリカのマリナラとかいいよね!あれそういえばセロリの浅漬けにレモン入れた業者あったよね・・・早い者勝ち!

そしてこれらの商品が地元のものだとしたら?こんなに誇らしいことはありません。

昨年、この商談会では全員が全員商談が取れたわけではありません。
でも、それぞれの商談総額や、小売業に対する影響力は大きいものがありました。

例えば・・・新店オープン時の地元のはらこめし。
例えば・・・産直野菜導入による青果部門のリブランディング。
例えば・・・地元の素材を使ったお惣菜の展開。
例えば・・・PB商品の地元メーカーへの切り替え

商談会の参加メンバーに、事前セミナーで言いました。

「80店舗展開してるチェーンで1年間定番を維持できれば、1店舗1日あたりたったの343円で、年間上代1,000万になります」
「しかし、1日あたりの売り上げが343円の商品は、チェーンによってはカット対象になるでしょう」
「だから最低でも、一商談で、上代1,000万売るつもりで来てください」

私から食品小売業関係者の皆様へお願いです。
是非ともバイヤーに、参加を勧めてほしいのです。
この商談会は、地元の商工会が集まって行うものです。
予算もあまりないので、見栄えがよいおもてなしはできません。

けれど、この商談会は売る気のある業者だけが参加しています。
そしてそれが売れるように、事前セミナー等で情報のアップデートを行なっています。

ビッグデータへの同質化では収益が上がらないと気付き始めた皆様に、
地元商品を売ってほしいのです。それは必ずしも昔ながらのもの、ではない。

なお今回、宮城県以外の食品小売業者様にも買い付け参加のご案内を出しました。
共通する食文化があれば、きっとお役に立つことがあると思います。

例えば味噌。津軽三年かねさ味噌。津軽地方から海沿いをぐるっと回って気仙沼までは味噌の主力商品です。
じゃっぱ汁の地域と、どんこ汁の地域を両方カバーしているのです。
(気になる方は気仙沼の店の棚と仙台市内の棚を比べてみましょう)

逆に宮城県から出発しても、共通の食材を使う文化圏までは支持がある商品があるはずです。地元の食材と合わせてスポットで「みやぎうまいもの市」をやるもよし。是非ご活用いただきたい。
特に青森県南は・・・コープ東北サンネットの商品が納入開始となっているはず。
これを機に宮城の商品をぜひ取り扱って頂きたい!!
青森が既に食品王国であることは重々承知で・・・お願いします!

食材王国みやぎ、嘘ではありません。ただ、食品王国というとまだまだそのレベルには達していません。
その中でも食品で勝負したい!という事業者がこの商談会には参加しています。

一社でも多くの売り手・買い手に参加してほしい!!宜しくお願いします!!

さぁお盆も明けました!地元のうまいもん食って頑張りましょう!

里舘でした。

About 里舘智大

里舘智大
Recommended Posts × +

0 コメント:

コメントを投稿