今日はいったん補助金の紹介はお休みです。
先日、コワーキングスペース Cocolin内ででたとある会話。
「手作りパンツェッタ(加熱用)」
やるとすごく簡単で、是非皆様にも食べさせてあげたい味です(^^)
そこからいろいろと派生したあれこれを書いていきます。
ほぼ雑談ですが・・・お肉屋さんには是非見てほしい!
①手作りパンツェッタ(加熱用)の話
かたまり肉を買ってきて、塩をたっぷり付けて、クッキングペーパーで巻いて、
5~7日間冷蔵庫に置いておくだけ。
クッキングペーパーは熟成段階でお肉にくっついてしまうため、
毎日包みなおしましょう。
さて・・・ここからが本題。
何故このカンタンなステップを、お店でできないのか。
需要がない?いやいや。
既製品のベーコンやパンツェッタと試食味くらべしてもらえばその差歴然。
漬け込んだロットをさばけない?一本買うお客様なんているの?
これは豚肉のかたまりセールにも言えることですが、ハーフかたまりを使用してはどうでしょう。
250g×g238円、本体価格580ぐらいまでは「一般豚」で行けるでしょう。
保存料を使用しないのなら、長期保存が必要ない量目で販売すればいいわけです。
少ない手間で、高付加価値を狙えるいい商品ができると思います。
特に・・・「豚」「塩」どちらか(もしくはどちらも)差別化原料を使うことでさらに付加価値を高めることができます。
(もちろん、差別化原材料や製法についての見える化は必須です)
チラシor時点企画のイタリアン等やるときには目玉商品になると思いますよ(^^;)
それでも余ったら??ベーカリー部門併設であればピザに山盛りのせましょう。書いてるだけでよだれもんです(^^;)
※消費期限の設定をしっかり行うことと、(加熱用)の表記を忘れずに行うことが肝です。
②コーヒーゼリーの話
こちらはもっと雑談です、あったら食べてみたい!というやつ。
先日、山形市内でコーヒーショップをやっている「オーロラコーヒー」さんのコーヒーを頂きました。
とても香り高く、洗練された味わい。淹れている段階からテンション上がる感じ。
で、ふと思ったのが・・・
「おいしいコーヒーで、コーヒーゼリーを作ったら当然美味しいんじゃないか?」
コーヒーの原価に関してはご存じの通りですので、「限定数量」と「ネーミング」を組み合わせたら、
極上のコーヒーゼリーが出来上がるんじゃないかな。
冷やして固めるので香りは出ませんが・・・。
原材料 コーヒー豆、水、「甘くする何か」、「固める何か」
こちらも簡単に差別化原材料を選定して付加価値を高めることができそうです。
敢えて「固める何か」としたのは、ここに地域産品を使うことができるかもしれません。
宮城県内なら「ゼライス」でいいでしょうし、
「○○コーヒーゼリー」ならぬ「○○コーヒーくずきり」なんてのも・・・いやこちらは原価が高そう(^^;)
今度美味しいコーヒーが手に入ったらやってみます。
というわけで今日は、「おいしいもので、おいしいものを作る」というすごく当たり前の話でした。
ちなみに・・・
「おいしいもので、おいしくないもの(おいしくなさそうなもの)を作る」こともできます。
差別化原材料を使用する上で特に注意しなければいけないのが、
「差別化原材料を使用した商品のグレードは、明示されている原材料のうち一番下のグレードより大きくはならない」
ということです。
例えば・・・だいぶ前ですが「金山寺味噌」味の味付け肉。
一般豚の端材もしくは小間で作ったものと、銘柄豚で作ったものに同じタレをかけて併売していませんか?
味付け牛なら「輸入」「国産」「和牛」・・・同様に。
どれだけ肉のブランディングに成功しても、タレにボトムネックがあるなんて!もったいない!
是非「おいしいもので、おいしいものを作る」素直にやってみましょう。そこで原価をケチるぐらいなら売価に乗せましょう。
長文お付き合い頂き、ありがとうございました!
里舘でした。
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