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定番売場は取替投資?【シリーズ 展示会の罠②】

こんばんは!里舘です。

先日、仙台マイナンバー研究会第1回セミナーが開催されました。

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!

今後も第2回・第3回と回を重ねてまいりますので、よろしくお願い致します!


さて、今日のエントリは シリーズ 展示会の罠②

定番売場は取替投資? というお話です。


昨日のエントリ (こちら) では、商談会・展示会のNGワードを1つ上げました。

今日も・・・実はあるんです。さて何でしょう・・・?




「売場の棚に置いていただけたらと思っております」

具体的な商品展開場所についての質問で、よく出てくる言葉です。

もっと悪い類義語:「最初は定番売場の端っこのほうにでも置いていただけたらと思っております」


定番売場というのは通常、

きちんと棚割りが決まっていて、それぞれの陳列スペースに応じた売上が立っています。


つまり・・・新しい商品を導入しようとすれば、

定番売場の「競合する同じような商品」で「一番売上が小さいもの」をカットすることになります。


「最初は定番売場の端っこのほうにでも置いていただけたらと思っております」

という表現は、実は買付側にとって非常によくない要素が3つ入っています。


①カット対象の商品よりこの商品の方が明らかに売上が立つか

②カット対象の商品の納入先との関係を悪化させてまで新商品を導入する必要があるか

 (特に・・・複数の品目を納入している納入先なら、他商品へも影響します)

③そもそも・・・定番売場の1フェースの「土地代(要求される粗利益高)」を安く見られているのではないか


今日のタイトルの「定番売場は取替投資?」というのはこのことです。

定番売場に置く、ということは、買い付ける側にとってみれば、

売上・利益・関係先とのコネクション・店の格etc...を加味した取替投資なのです。

特に老舗であればあるほど、高級店であればあるほどこの傾向は強くなります。



展示会・商談会へ商品を持っていくときの、今日のポイントはこちら!

◆取扱う売場について

(1)交渉先との信頼関係がないうちは「催事」「スポット」での提案をしましょう

(2)それでも定番売場を狙うならば、交渉先の「カット想定商品」より圧倒的に優れていることをアピールできるだけの差別化ポイントと根拠の準備を行いましょう!

(3)事前に実際にお店に行って「カット想定商品」を見つけ出し、対策をしましょう!

なお・・・品揃え数が多いカテゴリほど注意です。

上客の要望に応じて品揃えを増やしている可能性があるからです。

(詳しく知りたい方は・・・「idPOS Z理論」で検索してみて下さい)


お付き合い頂きありがとうございました!

里舘でした(^^)


◆次回予告

百貨店とスーパーの中間を狙え!【シリーズ 展示会の罠③

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