こんばんは!里舘です。
今日でシリーズ・展示会の罠は最終回となります。
最終回は、売場をイメージする。
今までの記事でも売場については何回か触れてきましたが、
今日は一歩踏み込んで、陳列場所についてです。
展示会・商談会に自慢の1品を持って行ったとします。
そしてそれはすばらしい商品で、買付側も興味を示しています。
ここで問題となってくるのが・・・
①どこで売るか?
②何と売るか?
の2点です。いくら原価条件が良くともここをクリアしないと契約には至りません。
順にみていきましょう。
①どこで売るか?
以前の記事に書いた催事か、定番か。
基本的には 催事orスポット→反響がよければ定番 というステップを踏むので、
当然催事かスポット販売が優先されます。
となれば・・・自社で持って行った商品だけでは売場が成り立ちません。
単独催事となれば・・・いくら空きスペース4尺で、といっても最低4品はほしいところ。
②何と売るか?
今日の話題はこちら。
他社のどの製品と組み合わせて売られるか?ということです。
例えば・・・地元仙台フェア、というくくりであれば、ど定番品(老舗の品)に交じって、
自社の商品が脚光を浴びるぐらいのパッケージ・テーマ・バックストーリーがあるか。
イタリアンフェア、というくくりであれば、
他の商品に付随して一緒に買ってもらえる(=陳列してもらえる)物なのか。
本当に面白い商品であれば、買付側が(強引にでも)関連付けをしますが、
そうでない場合は、売場の展開例が必要になります。
本当に美味しい商品で例を1つ。カキのオリーブオイル漬け(瓶詰)。
パッケージにはそのままパスタにしてもおいしい!とあります。
さて、この商品を売るなら、どの売場でしょう?
地元仙台フェアであれば・・・地元色を打ち出すことが大事です。
またイタリアンフェアであれば・・・ソースの主力品として、カキだけでなく漬け込んだオイルの訴求が必要でしょう。
これらの用途をくまなく、1つのパッケージで表現するのはとても難しいです。
が・・・POPならカバーできます。
POP設置すら難しいところもありますが、商談の際には「売場の展開例」として、
買付する側がイメージしやすくする工夫が大事です。
では今日のまとめです。
①売場に並んだ時、何と一緒に販売されるか想定しましょう。
②一緒に販売されるものが想定されない時は、訴求方法を変えれないか検討しましょう。
③買付側が売場導入をイメージしやすいように、売場の展開例やPOPを準備しましょう。
地元のイイもの、もっと売れますように!
お付き合い頂きありがとうございました!里舘でした。
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