急に暖かくなってきて体がさっぱり追いつきません。運動しよう(^^;)
さて、スーパーのお惣菜バイヤーさん達は、そろそろ初夏~夏向け商品の
調達・リニューアルの素案に取り組み始めるころかな?と思います。
今日は、「検食!その前に!」と題して、
商品発売前にぜひともやっていただきたい、
「ポジショニング」と「JND:丁度価値差異」の話です。
お惣菜をはじめ、加工食品をリリースする場合、
部内での検食や、外部へのモニターアンケートをすることがあると思います。
その際に是非やっていただきたいのが、
「シグナル分析」と「シグナル・経験差異分析」です。
(下図 エステルプランナー 商品ポジショニング分析レポート原紙 png)
①シグナル分析
パッケージ時点での商品の見た目から、印象を調査します。
②経験価値(UX)分析
実際に利用して(惣菜なら食べて 半調理なら調理して食べて)、感想を調査します。
③シグナル・経験差異分析
②から①を引きます。
そうすると、
・パッケージに誇張表現はないか(認知的不協和の解消)
・パッケージに不足表現はないか(コト売りの材料、販促物の設計)
・リニューアルの程度がパッケージ時点で認知されるレベルか 経験した時点ではどうか
(JND 丁度可知差異を超えているかのチェック)
を分析することができます。
JNDとは・・・ざっくり書くと、変化に気づいてもらうための変化量のこと。
これを下回る変化は、「変化した」と認知されないという点です。
上の三項目について・・・実は字の色はどれもバラバラです。
下に行くほどピンクに近くなっています・・・凝視すると目が疲れるのでおすすめしません(^^;)
ここで注意すべき点は、
①~③は、同じ人物を対象に行うこと
です。そうでないと、②-①がうまく機能しません。
特に・・・デザイン段階でシグナル分析を内部で終わらせてしまうケースがよく見られます。
最後に決めるのは顧客+見込み客であり、専門家ではありません。
また、JNDを超えたかのチェックは必ず行ってください。
さんざん試行錯誤して、費用と時間を投入して行ったリニューアルが、
まったく伝わっていない、ということを回避できます。
(そういえば 午後の紅茶のパッケージがリニューアルしたそうで・・・
JNDとは何か、よほどのヘビーユーザーさん以外はすぐ経験できるいい例です)
チェーン店の場合、各店舗や部内で検食をすることがあると思います。
先ほどのレポートのような細かい分析をする必要はありませんが、
「簡単なシグナル分析」・・・例:見た目どう?おいしそう?他には?
を記録して、利用前・利用後の比較をできるようにしましょう。
そうすることで、
「おいしいのに売れない!」「見た目がいいのに売れない!」
をかなりの頻度で回避することができます。
こちらの「商品ポジショニングレポート」については、
導入・教育・調査を弊社エステルプランナーにて行うことができます!
ご興味のある方は是非ともご連絡お待ちしております!
お問い合わせはFacebookサイトか、直接メールにてどうぞ!
メールアドレス: satodate.esterplanner@gmail.com
長文お付き合い頂きありがとうございました!
里舘でした。
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