以前のエントリ「お花見インストアマーケティング特集」、大変大好評でした。
ありがとうございます(^^)
今日は、ちょっと気が早いですが、母の日マーケティング特集です。
今日も、実例を交えながら辛口でまいりますのでよろしくお願い致します。
(イラスト配布元 こどもや赤ちゃんのイラストわんパグ http://kids.wanpug.com/ )
みやぎ生協様。
「母の日感謝状」に共済のパンフレットを抱き合わせるのを今すぐ止めることを提案いたします。
昨今のキャッシャーでの声がけ運動の内容と勘案しますと、
「得られる掛け金」よりも「失う信用」の方が多いと、一般利用者の立場で判断しました。
その抱き合わせを好意を持って受け入れてもらえる方は、ほとんどが既存客のはずです。
さて本題。まずはこの「母の日感謝状」はどうやって活用するのか
①「母の日感謝状」の活用・・・売場主任が、それぞれの売場について書く!
最近、「母の日感謝状」を利用した販促物が増えてきていますが、
母の日にメインで売りたいor差別化したい商品について、
各売場の主任が日ごろの感謝を込めて書きましょう。
そうすることで、「だからこの商品がおすすめ」という感謝の心が目に見えます。
そして、ここでいう「母」は「子→お母さん」「お母さん→お祖母さん」以外にもう一つ、
「お父さん→お母さん」という切り口もお忘れなく!
②【第3の母の日提案】「父→母」への感謝を切り口にする→新しいシーンの創出!
うちの嫁に確認したところ、母の日に一番ほしいものは、
「子育てから切り離された時間」とのこと。
特に、小さいお子様を持ったお母さん方には共感を持ってもらえると思います。
(以前にもお話しましたが・・・この客層は高いライフタイム・バリューをお持ちです)
そこで考えました。
(A)お母さんが、一度家事から離れる時間を作ってあげる・・・お父さんと子供の手作り料理提案
→これは以前からありましたね。
→なお、「キットもの」「ちょい足しお惣菜」「CookDo」あたりは、
料理が苦手なお父さん&子供のための商品群として機能しますよ。
そして、ここが重要です。
(B)子供が寝静まった後、お父さんとお母さんがゆったり話せる時間の提案
このために、おいしいワインや各種チーズ、生ハム、ピンチョス、冷菜etcを提案するんです。
重要なのは「お父さんが用意する」ように仕向けること。単価がグンと上がります。
当日までに売場にこなければしょうがないので、今の内からの事前提案が肝です!
ハイラインを売り込むチャンスです!トップラインですら売れるかもしれません!
おいしいワインに関してもうひと押し。
普段買い物を自分でしないお父さんに訴求するのであれば、
お店側で絶対に外さないワイン・シャンパンを選んであげましょう。
5000円ぐらいまでなら訴求する価値は大いにあります。
高畠ワイナリー まぼろばの貴婦人とかいいですよね。
また、ワインの銘柄よりもシャンパンの銘柄のほうが著名なものが多いため、
モエ・エ・シャンドンあたりを訴求するのもアリですよ。
自社契約商品や、酒担当者(もしくはバイヤー)に自信があれば、そちらをおすすめするのも。
さらに追い打ち。
(C) Bを達成するための「ゆったりお風呂」提案
子供をすんなり寝かしつけるための、早めのおふろ提案。
お母さんだけ先にゆったり入ってもらうのもいいですよね。
機能性と売単価で選ぶなら「きき湯」の提案、
女子力で選ぶなら「バスソルト」や「ミルク系のもの」の提案がよいでしょう。
③【第2の母の日提案も忘れずに】お母さん→お祖母さんへの提案
家族構成人数が多い地域ではこの提案も忘れてはいけません。
ただ、どうしても「子供→お母さん」もしくは「家族→お母さん」がメインになるので、
その場で消費しないものはいかがでしょうか。
具体的には、お取り寄せスイーツ。
※意外とデリケートなのが、健康系の訴求。
父の日ならいいですが、「年寄り扱いしやがって」ということも起き得ます。慎重に。
その他・・・まだまだいろいろありますが、
商人ねっとさんや、食品商業等にも掲載されていますので、こちらはこの辺で。
長文お付き合い頂きありがとうございました!
里舘でした。
0 コメント:
コメントを投稿