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ハイパーローカルについて【やる感17フィードバック(1)】

こんばんは!里舘です。

ブログの更新滞り申し訳ありません。本日より再開します。

食品スーパー最大のセミナー

第17回 やる気と感動の祭典を振り返るにあたり、

現場視察を20以上の店舗で行ってきました。

(+子守りもついでに行いました)


現場を見てもないのに辛口突っ込むのは性に合わないんです。


やる感フィードバッグ1回目は、ハイパーローカルについて。

お取り組みを始めた企業様、是非ご覧ください。


(写真:株式会社いちい フォーズマーケット店)

このブログでもたびたび書きましたが、重要なので再掲します。

ファイブウェイポジショニング戦略は、ポジショニング戦略です。

何言ってるんだ?という方・・・必ずメモして下さい。

ポジショニング戦略における評価は、全て相対評価です。

尖りの店舗「5」を基準に、「4」「3」「1」がそれぞれのお客様の中で感覚的に出来上がる。

その集合体が・・・市場内のポジショニングにつながる。


なぜ、ハイパーローカルの話の前段でポジショニングに触れたか?

ハイパーローカルは、以下の3つのポジショニングに効果があります。


(1)商品軸(I)での差別化・・・よそにない商品がある

(2)アクセス軸(A)での差別化・・・全国にあるのは知っているが、すぐ手に入る

(3)経験価値(E)での差別化・・・全国に今まで知らなかった商品に触れて買い物ができる。


但し・・・全て相対評価での話です。

ハイパーローカル、グローカルの専門店さんが近くにある場合、

(1)と(2)は評価3:市場平均 ないし 評価1:市場平均以下 になることがあります。

尖りを作って相手の店の軸のいずれかを赤点に落とす、その逆です。


福島のスーパー、いちいの「フォーズマーケット」店。

視察した際、何か違和感を感じていたのが、やる気と感動の祭典出席でスッキリしました。

ハイパーローカルしている商品が、全部ではないもののエスパル内のジュピターで手に入る。

本来は輸入食品屋さんですが・・・日本のモノも取り扱ってらっしゃいました。


(視察時点の話です・・・フェアか何かだったらごめんなさい)

当然、専門店ですから、横串は通っています。

なにより・・・仙台地区のジュピター各店よりもコト売りが上手!

これにより・・・フォーズマーケットのグロッサリーが尖らない。4ないし3。これは苦しい。

また、全国のハイパーローカルはあるものの、地元のローカル商品がない。

福島市周辺での差別化を行うなら、ここじゃないかなぁ・・・。

3時間ほど歩いて各競合店を巡店して、五感で感じた意見です。

せっかく地元の商工会さんが総出で「みんなで花見山!」運動で、

高齢者を家から出そう!とがんばっていたので、

そこに乗っかったほうがよかったんじゃないかなぁ・・・と思いました。

ローカルをないがしろにしていては、ハイパーローカルは生きません。


あと、折角なのでもう一つ。

福島駅側から来ると、真っ先に目に入ってくるのが、

モダンでステキなガラス張りの店舗内に積まれているトイレットペーパー。

食品を、特に惣菜を売りたいのなら一秒でも早く改善しましょう。


話がそれましたが。

ハイパーローカルは、

専門店さんにより一撃で「3」ないし「1」に落とされる危険性があるということです。


今回、店長部門で素晴らしい発表を行った、新宿・四谷の丸正総本店さん。

私も現場時代を思い出して、オープニングからすでに涙が止まりませんでした(^^)





すごく店の中に「人のぬくもり」が感じられる、いいお店。

水元先生もおっしゃっていたとおり、部門間で横串がささると、
ストアブランドに命が吹き込まれる感じがしました。

が。

同時に思ったこととして・・・部門間で横ぐしが刺さる前か、若しくは方向性を間違った場合、

「新店イトーヨーカ堂の1Fに北野エースが入居したら大惨事だろうなぁ・・・」ということ。

北野エース ホームページ

(おぉ、ハイパーローカル×健効が目に飛び込んでくるトップページ!)


専門店ですら、できないことをする。この領域まで突っ込まないと差別化できない。

特に都市型立地のスーパーさん(首都圏に限らず)、

モデリングをする前に、必ず市場内のポジショニングを確認しましょう。

やった結果、「3」でした!「1」でした!なんて目も当てられません・・・


東武さんが成功したのは何故だったか?

発表の中身と、水元先生の解説を今一度精査してみて下さい。



長文お付き合い頂きありがとうございました!

里舘でした。

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